研究発表 / 実践報告


10月29日(日)13:00~14:30 [ Zoomライブ ]

・今年度の研究発表/実践報告は3件です。

・発表時間は15分、質疑応答5分の20分です。

 

発表者①: 森本康太郎 氏(福井県立大学)13:10~13:30

発表タイトル:「キャリアビリーフと境遇活用スキルの関連についての予備的考察」

発表概要:本研究では,計画された偶発性理論で示されている5つのスキルと,キャリアに関する非機能的なビリーフの関連を予備的・探索的に検討した。全国の大学3年次生80名を対象として,境遇活用スキル尺度(CPFOST)と学生用イラショナルキャリアビリーフ尺度を用いた質問紙調査を実施した。相関分析によって,各下位尺度間に有意な正の相関および負の相関が示された箇所が散見された。結果から,予測できない出来事を活用したり積極的に作り出すスキルを持つことで,事実に即してはいないが就職活動で成功を収めることができるだろうという思い込みを持つことにつながることや,置かれた環境を積極的に活用しようとするスキルが低いと,自分に自信がなく自己を過小評価し,進路就職の実現を悲観的に捉えるビリーフを持つ可能性が考えられた。また,自身の関心や知識を広げようとするスキルが低いと,自分の興味や関心ではなく対外的な評価や知名度で就職先を検討する可能性が考えられた。一方で,CPFOSTと有意な相関が示されなかったビリーフの下位尺度については,これがイラショナルなビリーフであるかどうか,再検討する余地があるとも考えられる。

 

 

 

発表者②: 和田真嗣 氏(ジブン・ラボ代表)13:35~13:55

発表タイトル:「REBT認知向上のための動画作成に関して」

発表概要: 簡単に動画作成をする上での心構えやヒントをお伝えしようと思います。

 

 

発表者③: 藤本祥和 氏(風と太陽)14:00~14:20

発表タイトル:「2つのコップ」(ワークシートのアイデア)

発表概要: A(逆境)とB(ビリーフ)を「2つのコップ」の図で理解するワークシートのアイデアの紹介です。

ワークシートの実例をお見せしながら、従来の方法にとどまらない、REBTの活用の可能性を考えます。