基  調  講  演


「私にとってのREBTの魅力」

 10月21日(土)~10月29日(日)[ ビデオ配信 ] 

講師:髙杉尚孝 先生(アルバートエリス研究所スーパーバイザー)

 

< 概 要 >

 

私のR E B Tとの出会いは比較的遅かった。だが、その手法に触れた瞬間心に響くものがあった。以来、主にセルフコーチング技術としてR E B Tをビジネスパーソンに広める努力を続けている。私にとってのR E B Tの魅力は、その合理性と絶対的要求の否定に代表される意味論的アプローチにある。特に、神秘性を排除したその論理・実証・実利性は注目に値する。中でも、まずは状況認識を疑問視せず前提としながら、「ねばならぬ」に焦点を当てた上で最終的に状況認識の歪みも修正する、エレガントな手法に惹かれる。さらに、「マイナス感情」の良し悪しの区別、人間の本質を評価の対象から外すという側面もユニークだ。今後の個人的な興味としては、催眠法との併用や生成AIの活用も探求したい。さらに、R E B Tの“B(behavior=行動)に食事や運動などフィジカルな側面も含めることにより、トータルウェルネスの向上を考えていきたい。

 

(講師プロフィール)

 

髙杉尚孝(たかすぎひさたか)  氏  https://takasugisoken.jimdofree.com
 
 ()髙杉尚孝事務所代表。 筑波大学大学院ビジネス・スクール客員教授。精神タフネス、コーチング、交渉術、論理的思考、プレゼンテーション、企業ファイナンス、シナリオ分析など、グローバル人材育成の研修、講演、執筆などを精力的にこなす。グロービス(現経営大学院)立ち上げに主要講師メンバーとして参画。  
  慶応大学経済学部、ペンシルバニア大学ウォートンスクール卒 (MBA)。アルバート・エリス研究所准フェロー。同研究所認定スーパーバイザー心理セラピスト。米国H M I認定マスター催眠療法士。NY証券取引所認定スーパーバイザー財務アナリスト。NHK ETV「英語ビジネスワールド」9902年講師。

著書に「実践・プレッシャー管理のセオリー」「実践・プレゼンテーションのセオリー」「実践・交渉のセオリー」 (NHK出版) 、「論理表現力」「問題解決のセオリー」「英語ビジネスドキュメント・ライティングの技術」 (日経新聞出版社) 、論理的思考と交渉のスキル」(光文社)、「まんがでわかる交渉術」(ソシム)、共著に「パーフォーマンスを生み出すグローバルリーダーの育成」白桃書房、「Global Behavioral Therapy in a Global Context」(Springer)、監訳書に「交渉力」(マグロウヒル)
  モービル石油(現エクソン・モービル)にて原油供給、製造企画部門などに勤務。その後、マッキンゼーNY及び東京事務所にて日米多国籍企業、金融機関の戦略立案等に従事。JPモルガン(現JPモルガン・チェース)NY本社入社後、財務戦略アドバイザーとして米国企業事業再構築、M&Aプロジェクト等に数多く参画。帰国後、同社東京事務所にて法人金融部、企業調査部に所属。情報コンサルティング最大手バーソン・マーステラ(現バーソン コーン & ウルフ)東京事務所マネジング・ディレクターとしてIR、危機管理広報、イメージ戦略立案、企業幹部向けワークショップなどを統轄。97年()髙杉尚孝事務所設立、現在に至る。横浜出身東京在住。在米経験通算13年。